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俳句「野分」

俳句「野分」
野分吹く
教え説かるる
親以上

渡邊有一

秋の野を吹き抜ける「野分」は、自然の力だけでなく、時代の移り変わりや人の価値観の揺らぎをも感じさせる季語です。

本来、善悪や道理は親や人生の先輩から受け継がれていくもの。

しかし現実には、その順序が逆転し、本来なら諭される立場の人が、逆に教えを受ける場面に出会うことがあります。

この一句は、そんな人間社会の皮肉や時代の変化を、「野分」の情景に重ねて詠みました。

皆さんは、この俳句から何を感じますか。