改造したガスコンロの贈り物
日暮里駅前の「MC88ビル501」に住んでいた頃の、忘れられない話。当時のキッチンは狭く、1口コンロしか置けないのが悩みでした。それを何気なく、当時一緒に働いていた城戸あずさに話したことがあったんです。
その後、彼女が仕事を辞めることになった際に、「これ、使ってください」と一台のコンロを譲り受けました。彼女いわく、「以前の部屋で二口コンロを買ったのにサイズが合わなくて。キャバクラで働いていた時のお客さんでパナソニックの人がいて、その人に頼んで、設置できるように幅を狭く改造してもらったんです。」とのこと。
「このサイズなら、きっと渡邊さんの部屋でも入るはず」彼女の優しさと、その「改造済みコンロ」というパワーワード。何故、私の部屋のキッチンにそのコンロが入ると言い切れたのかが、とても不可解だったのです。
結局、そのコンロが火を吹くことはありませんでした。というか、怖くて一度も使うことができなかったんです。今考えれば、あの時の彼女の真っ直ぐな善意が、一番の衝撃(エクスプロージョン)だったのかもしれません。











































































































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