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改造したガスコンロの贈り物

日暮里駅前の「MC88ビル501」に住んでいた頃の、忘れられない話。当時のキッチンは狭く、1口コンロしか置けないのが悩みでした。それを何気なく、当時一緒に働いていた城戸あずさに話したことがあったんです。

その後、彼女は付きあっていたパーソナルトレーナーの男性に促され、店の仕事を辞める事になりました。
当時、東池袋に住んでいた城戸あずさは別れ際に「これ、使ってください」と一台のコンロを渡して来たのです。彼女いわく、「以前の部屋で二口コンロを買ったのにサイズが合わなくて。キャバクラで働いていた時のお客さんでパナソニックの人がいて、その人に頼んで、設置できるように幅を狭く改造してもらったんです。」とのこと。

「このサイズなら、きっと渡邊さんの部屋でも入るはず」彼女の優しさと、その「改造済みコンロ」というパワーワード。何故、私の部屋のキッチンにそのコンロが入ると言い切れたのかが、とても不可解だったのです。

【東池袋での点と線】

改造ガスコンロを渡した後、城戸あずさはパーソナルトレーナーの男性と共に東池袋から川越へと越して行きました。しかし、私がそのガスコンロを使う事はありませんでした。

信国が住居侵入した足立区の放火殺人用住宅はその後建てられたのです。さらにその住宅を買い取った家主は、東池袋にある「池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック」の院長、柏木宏幸。

すべての点と線が、あの時コンロを差し出してきた彼女の住む「東池袋」へと繋がっていく。この放火殺人計画は、すべて東池袋の地で企てられていたのでしょうか。