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ドブ川に流れたセカンドバッグ

大分以前の事になるが、山梨県都留市の大学通りに小さなお店を開く事にした。

開店資金の一部、現金80万円程をハンティングワールドのセカンドバッグに詰め、色々と商売について考え事をしながら、小さな裏道を歩いている時だった。

突然、ストーン!と体が真下に落ちたのだ。そこにあると思っていたドブ川の橋が実際にはなかったようだ。夜道で暗かった事もあった。

ズボンのウエスト辺りまでどっぷりと川に浸かってしまったが、それどころではなかった。落ちた拍子に、持っていた80万入りのバッグが手から離れ川に流れてしまったのだ。

慌ててドブ川から這い上がり、追いかけるように川の流れの方向に進むと、橋の先は民家や垣根があり行き止まり。川は大きなどぶ板の下に入っていた。先の方を見ても出口は全く見当たらない。

「これはアウトか!?」一瞬、絶望感に襲われた。

しかし、店を出すためにお金をかき集めた自分に余裕等ある筈がなかった。このお金がなくなれば、開店資金の支払いが出来なくなる。

「あきらめるわけにはいかない!」
必死に見えない川の方向に向かって走り出した。

走る

人の敷地内のドブ板をみながら走っていると、途中からドブ板さえ見当たらなくなってしまった。

建物の脇を迂回したりして、記憶は定かではないが、庭か畑か草むらのようなところを猛スピードで走り抜けた。川の流れより早く走らなくては!所々に建物があり、一直線ではなかった。

300m位は走っただろうか、ようやくドブ川の出口が見えてきた。思わず足から水の中に飛び込んだ。そして少し小さく作られているトンネルの出口にむかって両手をかざした。

「頼む、間に合っていてくれ!」

川に飛び込んでからわずか数秒後だったと思う。
ハンティングワールドのセカンドバッグはトンネルの出口から流れてきて、奇跡的に私の手の中に戻ってきてくれた。

どぶ川