ロシア・ワリエア選手のドーピングが発覚 – 北京冬季五輪のフィギアスケート団体
2月10日の読売新聞オンラインによると、8日に行われる予定だった北京冬季五輪フィギュアスケート団体の表彰式が延期された理由にをロシア・ワリエア選手のドーピングが発覚したためと報じた。
【モスクワ=工藤武人】ロシアの有力紙コメルサントは9日、北京冬季五輪フィギュアスケート団体の表彰式が延期された理由に関し、金メダルを獲得したROC(ロシア・オリンピック委員会)のメンバーで、女子のカミラ・ワリエワ選手(15)がドーピング検査で陽性反応を示したためだと報じた。複数の関係者の話として伝えた。
大会前に提出したサンプルから禁止薬物のトリメタジジンが少量検出されたという。ロシアのスポーツ情報サイト「Sports.ru」は、サンプルが昨年12月に採取されたものだと報じた。トリメタジジンは血管拡張作用があり、一般的に心臓病の薬として使われている。
ワリエワ選手は今季からシニアの国際大会に出場し、グランプリ(GP)シリーズのスケートカナダ、ロシア杯でいずれも世界最高得点で優勝。今大会の団体では女子のショートプログラム(SP)とフリーでともに1位となり、15日からの個人戦でも金メダルの有力候補に挙げられている。米国が銀、日本が銅メダルを獲得した団体の表彰式は8日夜に予定されていたが、延期された。
参照: 読売新聞オンライン 北京2022オリンピック